マコガレイ - 森は海の恋人

舞根もうね地区 自然環境MAP

Moune Nature Map

マコガレイ

カレイ科マガレイ属
Pseudopleuronectes yokohamae

左:25cm程度のマコガレイ 右:着底期の稚魚

舞根のどこで見られるか
舞根湾の泥底の比較的浅いところで,4~6月頃に稚魚がみられる.成魚は舞根湾内外の泥底に住み,漁業や遊漁の対象にもなっている.

震災後の分布や生息の特徴
震災前の調査が行われていないため震災前後の変化については不明であるが,2012年以降の舞根湾内での桁網(小型底引き網)調査では毎年多数の稚魚が採集されている.

コラム
日本周辺の内湾に広く分布するカレイの仲間で,全長40~50cm程度になる.代表的な食用カレイ類のひとつであり,各地で多く漁獲されるほか,遊漁(釣り)の対象魚としても人気が高い.有名な大分県の「城下かれい」は本種.

他のカレイ・ヒラメ類と同様に,生まれたときは左右対称の形であり,仔魚はしばらく浮遊生活をする.1 cm程度に成長すると目が右側に移動して左右非対称のカレイの形になり(これを稚魚への変態という),底生生活になる.

執筆者:中山耕至(京都大学農学研究科海洋生物増殖学分野・助教)

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