舞根地区 自然環境MAP
Moune Nature Map
モクズガニ
モクズガニ
Eriocheir japonicus (De Haan, 1835)

舞根のどこで見られるか
西舞根川、塩性湿地
震災後の分布や生息の特徴
震災前から震災後の2019年頃までは河川内にのみ生息していたが、2019年以降に実施された湿地の改修工事によって、塩性湿地内にも生息するようになった。
コラム
西舞根川ではもっとも大きな甲殻類。親個体は夏に川を下って河口域で繁殖し、卵からふ化した幼生は一度海に流下した後、再び淡水域に遡上する。この移動パターンは専門的には「降河回遊」と呼ばれ、甲殻類の中ではモクズガニがその代表的な種として知られる。
執筆者:千葉晋(東京農業大学 生物産業学部・教授)