マハゼ - 森は海の恋人

舞根もうね地区 自然環境MAP

Moune Nature Map

マハゼ

ハゼ科マハゼ属
Acanthogobius flavimanus

舞根湾奥のマハゼ(撮影:益田玲爾)

舞根のどこで見られるか
舞根湾の泥底や舞根湿地でみられる.

震災後の分布や生息の特徴
震災前の生息状況は確認できていないが,震災後は個体数はそれほど多くないが継続的に採集されている.舞根湿地では大型の成魚はみられるが仔稚魚は少なく,海で成長した個体が摂餌のために来遊している可能性がある.東・西舞根川の中では本種は少ないが,近縁種のアシシロハゼがよくみられる.

コラム
全長15~20cm程度になる比較的大型のハゼの仲間.日本各地の内湾や河口域にすみ,釣りの対象魚として人気がある.あまり大規模な漁獲はされていないが各地で賞味されており,宮城県では焼き干しにした本種から出汁をとった雑煮が伝統料理として有名.

執筆者:中山耕至(京都大学農学研究科海洋生物増殖学分野・助教)

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